「絶え間ない革新のもとでDRAXが描く未来」について、Seon-Kyung Yoo CEOのインタビューをご紹介します!
Seon-Kyung Yoo CEOが語るDRAXのストーリーをご覧ください。
DRAXは、フィットネス機器の製造・販売から、AIフィットネスプラットフォームやジムの運営までを行うフィットネスカンパニーです。国内唯一の高性能自動化生産ラインを備えたワンストップスマートファクトリーを運営しており、高品質なフィットネス機器を自社で設計、製造、販売しています。
最近では、AIフィットネスプラットフォーム「AI RAXシステム」を開発し、デジタルヘルスケア分野に事業を拡大し、2024年FIBOヘルスケアトレンドレポートで「リーディングAIフィットネストレンドカンパニー」に選定されました。
ソウル大学で機械工学を専攻した後、大企業の研究員として10年間技術開発の経験を積みました。1997年のIMF危機による組織再編をきっかけにフィットネス産業に注目しました。国内技術の未熟さを知り、差別化された製品開発の可能性に確信を持ちました。
健康に直結する市場の成長性を信じて、トレッドミルから始め、その後カーディオマシンまで製品ラインナップを拡大していきました。販売当初は苦戦を強いられましたが、継続的な開発と改善により、一歩一歩市場を切り開いていくことができました。
DRAXはトレッドミル、ステアクライマー、エリプティカル、バイク、ウエイトマシンを含む様々なフィットネス機器を製造しており、世界初の自動速度調整トレッドミル「スピードシンク」とモーター非搭載トレッドミルを開発するなど、革新的な技術力を保有しています。
92件の国内外特許と110以上の産業財産権を取得しており、米国、ドイツ、日本、オーストラリアの支社を通じて43カ国に製品を輸出し、その国際競争力は高く評価されています。
また、AIフィットネスプラットフォーム「AI RAXシステム」を適用したスマートフィットネスセンター「HIRAX」を運営しており、顔認識による入退館、カスタマイズされたトレーニングルーティン、リアルタイムのデータモニタリングをサポートしています。
現在、江南(カンナム)、宣陵(ソンルン)、平村(ピョンチョン)、汝矣島(ヨイド)店を運営中で、東京の中野坂上店の開店を通じて海外市場にも積極的に進出しています。
DRAXの重要な目標は、運動に参加する人口を増やすことです。
当初は機器の製造に注力していましたが、IT技術の発展とともに、パーソナライズされたフィットネス体験を提供することが重要になってきました。そして、運動への継続的な参加を誘導することが大きな課題として浮かび上がってきました。非運動人口への取り込みを考えた結果、スポーツ科学とAlを組み合わせたフィットネスプラットフォームの開発に踏み切りました。HIRAXを通じて、より多くの人が簡単に運動を開始し、継続できるように支援するのがDRAXの目指す方向性です。
DRAXは2013年、国防省の調達入札案件で大型事業を受注し、本格的な成長の転機を迎えました。2001年の創業以来、2009年まではカーディオマシンの開発に注力し、製品ラインナップを構築し、継続的な研究開発と営業を続ける中で、年間売上を上回る規模の契約を締結することになったのです。これを機に社内体制を再編し、飛躍の礎を築いたと言えます。2014年にはウエイトトレーニング機器を開発し、トータルフィットネスブランドとしての地位を確立しました。2017年に国内市場1位を獲得して以来、競合他社との差を広げ、圧倒的な地位を維持しています。
フィットネス業界はPT中心から一般会員中心へと変化しており、運営方法の限界が見えてきています。重要なのは『パーソナライズ』であり、IT技術を活用したデータ分析やモチベーションアップの仕組みが重要になってきていると感じています。
DRAXはスポーツ科学と先端技術を組み合わせて、新たなマーケットスタンダードを創造することに取り組んでいます。既存の手法を踏襲するのではなく、革新的な方向性を打ち出しています。
既存の運動人口ではなく、運動していない93%の人々を取り込むことに集中しています。より多くの人が自然に運動を始め、継続的に運動できるように、「HIRAX」以外にも「DRAX CHAMPIONSHIP」や「トレッドミルマラソン」等のイベントを運営しています。DRAX CHAMPIONSHIPは賞金総額1億5,000万ウォンの最高レベルの大会で、トレッドミルマラソンは環境にとらわれないランナーのための舞台です。単なるフィットネス機器の製造にとどまらず、運動文化を創造していきたいと考えています。
市場の流れを読み、的確に方向性を定めることが最も重要です。常に何を開発すべきかを考え、開発企画にも力を入れています。フィットネス業界はスピード勝負なので、常に一歩先を行くために努力し、その過程自体を楽しんでいます。
DRAXの目標は業界世界1位になることです。国内1位に留まらず、グローバル市場でトップになるために製品の完成度を高め、新製品の開発に集中していく予定です。重要な目標は、IoTベースのスマートヘルスシステム「DRAXfit」プラットフォームをサブスクリプション型サービスに拡大し、グローバル市場に定着させることです。
これにより、全く新しいフィットネス文化を先導する企業に成長すると確信しています。